無線を使って、患者様様の生命兆候サインをモニタリングするのが「医用テレメータ」です。
医用テレメータを安全に使うには、どのような点検を行えばよいのでしょうか。
今回は、医用テレメータの日常点検について解説いたします。
▼医用テレメータの日常点検
■使用前
医用テレメータは医療用の無線を使用した遠隔操作により、患者様様さんの状態を把握する医療機器です。
そのため、日常点検では正常に作動するかをチェックする必要があります。
使用前に行う日常点検の主な項目は、下記の通りです。
・送信機と受信機のチャネルが一致しているか
・アラームの設定が正しく行われているか
・送信機の電池は交換されているか
途中で電池がきれてしまわないよう、利用者が変わるたびに送信機の電池を交換することが重要です。
■使用中
医用テレメータを使用している最中は、下記の項目において点検が必要です。
・モニター画面に「電圧低下」「電池交換」といったメッセージが出ていないか
・移動中に送信機の電池をオンにしていないか
医用テレメータの使用中に上記の日常点検がされていないと、不具合が発生する恐れがあります。
■使用後
使用後は、下記の項目に注意して点検を行います。
・送信機の電源を切る時に電極が外されているか
・登録が抹消される前にデータの確認が行われているか
順番が逆になると誤ってアラームが鳴ったり、データが消えてしまう恐れがあります。
▼まとめ
医用テレメータの日常点検は、使用前・使用中・使用後のそれぞれで行う必要があります。
普段から日常点検を心がけていれば、正しく使用できるでしょう。
東京を拠点とする『MEテック・ラボラトリー合同会社』では、医用テレメータの点検・管理業務を承っております。
医用テレメータに関することは、当社までお気軽にお尋ねください。