医療ガスの種類

query_builder 2024/05/22
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医療ガスには、患者様様様に使用するものと医療機器を動かすために必要なものの2種類があります。
用途や役割が異なるので、それぞれの違いをしっかりと把握しておくことが大切です。
そこで今回は、医療ガスの種類について解説しましょう。
▼医療ガスの種類
■酸素
医療用酸素は、無色無臭の気体です。
主に吸入治療・人工呼吸・麻酔の管理といった用途で利用されます。
■亜酸化窒素
亜酸化窒素はおもに麻酔や鎮静に利用されており、笑気ガスとも呼ばれます。
麻酔薬と併用することで、麻酔薬の使用量を減らすことができるでしょう。
亜酸化窒素は液化高圧ガスの状態で充填されているため、取り扱いには注意が必要です。
■窒素
医療用窒素は、医療機器の駆動や医療用酸素と混ぜて病院内への清潔な空気の供給・注射剤の製造などに使用されます。
また液体窒素は、冷凍手術に使われることが多いです。
■二酸化炭素
医療用二酸化炭素は、酸素吸入に混ぜることで呼吸中枢を刺激する働きをもちます。
また腹腔鏡下外科手術の際に使用することで、視野や術野を確保することが可能です。
■人工空気
医療用の人工空気は、医療用酸素と医療用窒素をおよそ22:78の割合で混ぜたものです。
人工呼吸・人工心肺・高気圧酸素治療などに使用されます。
■エチレンオキサイドガス
エチレンオキサイドガスは、引火しやすく毒性も強いため、取り扱いには注意が必要です。
主に、医療機器や医療材料の滅菌に使用されています。
▼まとめ
医療ガスの種類には、酸素・亜酸化窒素・窒素・二酸化炭素・人工空気・エチレンオキサイドガスがあります。
それぞれ用途が異なり、取り扱いに注意が必要なものもあるため、使用の際は十分な確認が必要です。
医療機器の点検や管理にお悩みの際は『MEテック・ラボラトリー合同会社』にご相談ください。
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