急に医療機器が動かなくなる2
「急に医療機器が動かなくなる」をテーマに実際の事例を織り込みながら考察していこうと思います。
急に医療機器が動かなかうなったら困りますよね。特にこの原因が故障だったら、現場では打つ手が無くなります。メーカーから代替機を借りて修理に出すことくらいしかできません。
では、このようなケースは医療機器にまつわるトラブルの何%程なのかというと実は1割程度なんです。
9割は使い方の拙さや取り扱いの拙さによって誘発された故障になります。
では、取り扱いの拙さによって誘発された故障とはどういったものが有るか検証していきましょう。
主だった原因は以下の通りです
1,バッテリー管理
2,ケーブル断線
3,筐体破損
今回はケーブル断線について
ケーブル断線というとよくありがちなのがモニタ送信機やセンサーケーブル付のパルスオキシメーターなどでよく見受けられます。
これらの機器は未使用時に本体にケーブルをきつくグルグルと巻き付けて有るケースが非常に多く、これをやるとケーブルの本体との接続部に強い曲がりが生じケーブルに強いストレスが掛かります。
この状態を続けるとケーブルが内部で断線してきていずれ完全に切れてしまい使用不能な状態になります。
この場合ケーブルを交換すればいいだけなのですが、基本的な知識のない人は本体自体が故障したと思い込み事が大事になっていきます。
こういう事のジャッジが出来る人が居れば良いのですが臨床工学技士の不在な場合このような状況に対応できなくなっています。
この他には手術室やICUなどで起こるケーブル類が床に転がっている状態です。これをスパゲッティ症候群といい、この状態にある場合ケーブルの上に何らかの物がケーブルを踏みつけていた時、またはストレッチャーなどが何度もケーブルを踏んでしまった場合などにケーブルが断線するケースや、ケーブルを引き抜いて断線してしまうケースなどが有ります。この場合も心電図の波形が出なくなったり、ガスモニターのサンプリングチューブに亀裂が入れば呼気終末二酸化炭素分圧(etCO2)の波形がいびつに出たりします。
また、電源コードだと当該医療機器が突然シャットダウンしてしまう事態を招きかねません。この場合も内部にバッテリーが搭載されていればシャットダウンを防げますが、バッテリーが古く容量が減っていたりすると術中にいきなりシャットダウンすることも有り得ます。
ケーブル断線にまつわるトラブルは決して少なくありません。取回しなどに気を付けるだけで故障を誘発しなくて済みますので工夫したいところです。
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