モニタの受信不良について

query_builder 2026/09/24
コラム
モニタの受信不良について

【現場コラム】その“受信不良"、故障ではないかもしれません

先日、病棟の看護師さんからこんなご相談をいただきました。

「個室でベッドサイドモニタを使用しているのですが、

受信状態が不安定になり、しばらく波形が取れなくなりました。

でも、モニタの位置を少し動かしたら正常に戻ったんです。

これって機械の異常なんでしょうか?」

結論からお伝えすると――

この現象は珍しいことではなく、機器の故障ではない可能性が高いです。

________________________________________

なぜこんなことが起きるのか?

医用テレメータの電波は、

単純に「一直線」に届いているわけではありません。

実際には

             壁や天井で反射する

             機器やベッドで遮られる

             複数の経路で電波が届く

といった複雑な動きをしています。

この結果、

電波が強め合う場所

電波が打ち消し合う場所(=不感地帯)

が、同じ部屋の中でも発生します。

________________________________________

“少し動かしたら直る"の正体

今回のケースのように

             モニタの位置を数十センチ動かす

             ベッドの向きを変える

これだけで受信状態が改善することがあります。

これは

電波の「谷(受信しにくい場所)」から

「山(受信しやすい場所)」に移動したため

です。

つまり、

機械が直ったのではなく、

「場所が良くなった」だけなのです。

________________________________________

現場で気をつけたいポイント

この現象を知らないと、

             「また誤作動?」

             「機械の調子が悪いのでは?」

と誤解されやすくなります。

しかし実際には、

環境による一時的な受信不良

であることも少なくありません。

現場でできる簡単な対処

もし同様の現象が起きた場合は、

モニタや送信機の位置を少し変えてみる

ベッド周囲の配置を確認する

特定の場所で繰り返し発生しないか観察する

これだけでも原因の切り分けが可能です。

まとめ

医用テレメータは、

「機器」だけでなく

「電波環境」に大きく左右されるシステムです。

そのため、

不具合=故障とは限らない

という視点がとても重要になります。

「最近、特定の場所で受信が不安定になる」

そのような場合は、

電波環境の影響もぜひ疑ってみてください。

 

----------------------------------------------------------------------

MEテック・ラボラトリー合同会社

住所:東京都板橋区蓮根2丁目27−12 2F-10

電話番号:03-6260-9475

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG

modal_banner