医用テレメータの電波障害
医用テレメータ(モニター)の電波障害に関してお伝えしていきます。
モニターの電波の受信状態が悪く機会が故障しているのではないかという疑念に苛まされてメーカーを呼んで見てもらったがどこも故障していないと言われた。しかし電波の受信状態は改善されないなど、病棟でのモニター使用に関してはあるあるの話だと思います。
臨床工学技士在籍病院ではこの事象に対して電界強度測定を実施することで、モニター送信機の状態のみならずアンテナの状態を検査する作業が実施され始めており、学会でも演題として複数の病院から発表されています。
電界強度測定というのは以下の通りです。
1,医用テレメータの出力が十分に出ているか
2,病棟フロアの天井裏に設置されたアンテナシステムに異常が無いか
を測定するもので、アンテナシステムは院内無線LANや携帯電話の影響も受けますのでモニターやアンテナ自身に異常が無くても受信状態に悪影響があることが知られています。
今回基本的なお話からで送信機に関する問題から
送信機は患者さんのバイタル情報や波形をリアルタイムでセントラルモニターに送信しています。この送信ができなくなると当然セントラルモニターでの受信状態は悪くなります、では、その原因は以下の通りです
1,電池が無い
小さな送信機の電源は電池ですが、これが消耗してくれば電波の飛びは悪くなります。最近のモニターでは電池が消耗してくるとセントラルモニターの画面にアラーム表示が出てきますので、この表示が出たら速やかに電池を交換しましょう。
2,送信機が患者さんの懐に入り込んでいる。
送信機は患者さん付ける電極に接続するコードがアンテナになっていたり、送信機本体がアンテナの役割をしています。この送信機が患者さんの懐深く入り込み寝具の陰に隠されていると電波送信の遮蔽物となり送信が弱くなります。モニター上では波形が途切れ途切れになります。送信機は患者さんの枕元に出すようにすると問題が解決します。
2,1と2は混在している。
この場合はどちらかの原因が払拭しても電波切れが改善しません。この混在は割と多いので1と2両方疑って対処する必要があります。
3,送信機自体の故障
そもそも送信機自体が故障した場合です。特に外観に損傷が無いか注意してください。また、コードの断線が原因の場合もあります。この場合電波が飛んでいるのに波形がきちんと出ない等の現象が出ます。
送信機自体が故障した場合はメーカー修理が必要です。
メーカーに即連絡したい気持ちはわかるのですが、その前にやることが幾つかあります。まずはそこにチャレンジしてみてください。
MEテック・ラボラトリー合同会社
住所:東京都板橋区蓮根2丁目27−12 2F-10
電話番号:03-6260-9475
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